追撃無宿風神の門」第14話・ネタバレ有り日記(2005.6.20)[追撃無宿] ちと興奮しておりますです。(『風神の門』を観たあとは、いつも興奮しておりまするが) この回を観て、一気に最終回の『あの』シーンまで思い浮かべ、泣けてしまった方もおいでなのではないでせうか??私め、かなり涙目でござりまする…。 マイ泣きどころはさておき、今回の冒頭、いきなり『ヒゲ部』でご登場の才蔵さま。 サイケ(死語?)な映像で、九字を切り真言を唱えるシーン。これに面食らう間も無く、お国登場。 前回のヒキで、思わせぶりに駆け去って行ったのに、孫八の墓前で才蔵とごく普通に会話。(前回のダッシュは『厠』へ急行だったんスか??)才蔵さまもこれまで通り「お国どの」と呼んでおられまするし~。3歩進んで2.5歩下がった感じでござりましょうか? 風魔の襲撃を受け、ねぐらの納屋を、お国の着物で仕立てたパラグライダーで脱出。いくらなんでも、二人乗りは無茶でござりましょう~~。 風魔にも、「びっくりして見とれてないで、手裏剣でも投げ~~い!」と突っ込ませていただきました…。 が、次の瞬間、びっくりして画面に見とれたのは私め。 シーンが変わって、旅姿も愛らしい青姫。その後ろに付いて歩く獅子王院。え?え?二人の『珍道中』、この回でもう始まっておりましたので???(それはそうと、蛇を怖がる青子のしぐさに萌え~♪です) 回想で、二人が旅立つまでの経緯が。 京へ呼び戻されたものの、俊岳から、幸村には手を出すなと言われる獅子王院。 所司代からの命令ゆえ、逆らえぬ…と、珍しくも感情あらわに口惜しがる俊岳。 そしてまたいったん、現在の青子&獅子の場面。 長年の「風神」ファンの皆様!!ご覧になられましたか?? 『花』!花ですよ!? 獅子王院が青子に『花』を摘んであげるシーンでござりまするよ!!!(大興奮・ナタ55) …ここでこういうシーンがござりましたとは…。 作り手の皆様、もうここで『伏線』として張っておられたのでござりましょうか!? 万感去来するシーンです…。 今回、初見でいらっしゃる方々には、ぜひお心に留め置いていただきたい一場面でござりまする。 おっと、興奮して話がそれまくり。 再び回想。所司代・板倉の元に、幸村暗殺の直訴に参上する獅子王院。(仕事熱心) ところが、板倉から「青姫を連れ出せ」と言われます。(その瞬間、獅子の頭からは幸村の事などスコ~ンと飛んでしまったことでせう…) 早速(いそいそと)、大納言家の青姫を訪ねる獅子。 どうやって連れ出そうか、あれこれ画策しておったことでしょうに、青姫の方から、旅に出ようと持ちかけられ、獅子王院、鳩が豆鉄砲状態。 「し、しか、しかっ…しかし!」というドモリっぷりが、もうラブリーでラブリーで…。 それだけでも『非情の忍び・獅子王院』形なしなのに、青子に勧められたカステラをむぐむぐ食べるシーンまであります。(青姫にじっと見つめられて…の賞味なので、味、わかんないと思いまふ) そして現在、名古屋を目指して旅程の二人。 茶店で、獅子に『食い逃げ』を持ちかける青子。先の貧乏旅行の折、「おじさ~~ん、裸の女の人が走って行くよ~~!」と梅が枝が叫び、茶店の人らが見に行っている隙に逃げるというパターン、青子にとっては、旅の楽しみの一つになっているようです。 草鞋を買い足すふりをして、店主にこっそりまんじゅう代も払い『逃げるふり』をあらかじめ通達する獅子王院。 そうとは知らないワクワク青子、獅子に『逃げる時のおまじない』を唱えるようにせがみます。その時初めて、「裸の女の人が…」というセリフを教えられ、獅子、大困惑。(青姫、ちっとは獅子の『キャラ』を考慮してやれ~~) 獅子王院、何とかそのセリフを言わずに済ませ、青姫と二人『食い逃げ』しますが、その背に掛ける店主の「また、どうぞ~~」の呑気な声が楽しいです♪ 場面変わって、使いの忍びより俊岳からの手紙と鳥居家の鑑札を受け取るお国。手紙には、東西手切れへの俊岳の諦観とともに、お国の間者としての務めを解き、名古屋城での徳川義直(家康第9子)の婚儀という公の場で彼女を正式に認知、実の娘として手許に引き取りたい…という、夢のような言葉が…。 間者というつらい立場へ追い込んでしまった娘のために、きっと俊岳さまは無理をしてでもそうしてやろうと決意なさったのでござりましょう…。(左門あたりが難色を示しても、『これだけは我が儘を通させてもらうぞ!』とかおっしゃってそう~~) 父からのうれしい言葉にもかかわらず、複雑な心境であろうお国…。 さて大坂では、大野修理が隠岐殿や東田市之介とともに、徳川家から豊臣家への無理難題を憂慮。 石高を減らして一大名になれだの、淀殿を江戸へ(人質に)だの、到底聞き入れられない内容ばかり。 戦を覚悟するものの、今もって西国大名の加勢をあてにしている、考え激甘の兄・修理に変わって、各所の牢人たちへの仮召集を佐助に指示する隠岐殿。彼女が男で、大野家の総帥だったら、歴史が変わっておりましょうね…。 風雲急を告げる物語の本流からは外れているものの、絶対に外せない、青子&獅子『珍道中』シーン再び。 ちと不在の間に、青子に軽~くナンパしていた侍二人を「姫に酒の相手をさせようとした」という理由だけで逆上、池に放り込む獅子王院。(娘のBFを、銃ぶっぱなして追い払う西部劇パパを連想したり) 生まれて初めて『裸足』で歩く青子を優しく見守る獅子王院…。 そして、青子の足を丁寧に洗う獅子王院ヘ向ける、青子の表情変化が見ものです。 少しだけ湧いたある感情を打ち消すかのように、才蔵の名を口にする青子。以前なじったように、才蔵と違って楽しそうな顔をしない獅子への不満を述べます。 このあと、足袋を履いた青子の「あ~、足袋が縮んでしもうた~」と嘆く足元をちらっと見て「みぎひだり逆でございます」と言う獅子王院の冷静な口調が素敵です。青子の小声の「うん」と併せて、萌えムード炸裂でござりまする♪ ところで、この回は才蔵さまの変装オンパレードで、いろいろ楽しいのでござりまするが、特筆すべきは『女装その2』。佐助といっしょに女装してたときよりは、化粧も上達(?)、なかなかの美貌でござりました。(さぐりを入れるために入った、その陣の兵たちには不評でござりましたが…) 紀州・九度山。幸村の元へ豊臣家からの正式な入城要請が。 幸村さま、「苦節16年、蟄居の九度山で無為な日々を過ごした…」とかなんとか仰せでござりましたが、お忍びで京や堺に出かけたり、チーズ作り三昧で、けっこうウキウキのロング・バケーションだったのでは??(お花見ピクニックもしてらしたし) とにかく、知将・真田幸村の伝説がこれからようやく始まろうとしております。 家康、名古屋城へ向けて駿府を発つの報に、才蔵&お国も旅立ちます。墓前、孫八に別れを告げて…。 才蔵さま、久々のハデハデ羽織!(クリーニングに出してたか??) で、もはや、主人公の旅より気になる『青子&獅子・珍道中』。 雨に濡れ、とある小屋の藁中に素肌でもぐり込んでいる青子。(サービスシーン!!) 火を起こして着物を乾かす獅子王院。彼に、家族のことを尋ねる青子。 初めて語られる、生きていれば青姫と同い年の、7才で飢え死してしまった獅子の妹の話…。 「悲しかったか?」問う青子に、素直に「悲しゅうござりました…」と答える獅子。 「獅子の顔には、その時の悲しみが消えずに残っておるのじゃな…」そう声をかける青子は、生まれて初めて、無邪気には笑えない人生を送って来た者の悲哀を知り、獅子への思いやりに目覚めたのでござりましょう。 江戸へ上臈として行けば、獅子同様、自分もひとりぼっち…と悲しみを重ねる青子。 そして、いつしか寝入ったの青子を見守りつつ、「おじさん、裸の女の人が…」と、茶店ではついに言えなかった『おまじまい』をつぶやく獅子王院。 二人のバックに海の映像…。この旅が、永遠に続いて欲しい…。 二人のために、心底そう願ってあげたいシーンです。 以下次号…。(うそうそ) 供回りが少なめと聞き、旅の途中で家康を殺そうと、途中宿泊の田中城に忍び込む才蔵。 そしてあっけなく暗殺成功!!…と、思いきや、城内にはたくさんの家康・影武者が!!(当然、殺したのも影武者) やめとけばいいのに、「家康のお命頂戴いたした。天下の霧隠才蔵 参上」な~~んて書き置きしちゃったもんだから、失敗告知の高札まで立てられて大恥をかいてしまう才蔵さま。 悔恨のあまり大食いに走る才蔵を見かねて、名古屋での手伝いを持ちかけるお国。切り札は、父・俊岳から貰った、名古屋城に入るための鳥居家の鑑札のはず…。 名古屋へまっしぐらの才蔵、お国。そして、青子と獅子王院。 運命が交錯する名古屋で、4人を待つものは…。 風神の門 第壱集風神の門 第弐集 ジャンル別一覧
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